【風邪】
七世「……頭いてぇ」
桜子「いいから大人しく寝てなさいよ。朝から何か食べた?」
七世「……昨日から何も食ってない」
桜子「馬鹿じゃないの? そんなん治るもんも治らないに決まってんでしょう」
七世「看病にきといて罵倒を浴びせるとは……さすが女王」
桜子「誰がよ! 第一どうしてあたしが彼女でもないのに七世の看病しなきゃなんないのよ! 白雪呼びなさいっての!」
七世「……うつしたら悪いじゃん」
桜子「あたしは?」
七世「そんじょそこらのウイルスに殺られるたまじゃねぇだろお前」
桜子「病人じゃなかったらぶっ飛ばしてるわ」
七世「うわ……セーフ」
桜子「だいたいこの時期に風邪って……クリスマスは? えっと……3日前、なんともなかったの?」
七世「あー……たぶん」
桜子「街中出歩くからどっかでウイルスもらってきたのね。熱は?」
七世「38.4度」
桜子「平熱は?」
七世「35.0度」
桜子「冷た……あんた、生きてんの?」
七世「それもよく分かんねぇ……」
桜子「重症ね……病院行ってちゃんとした薬もらった方が早いんじゃない?」
七世「病院は無理。痛いし」
桜子「何がよ……注射のこと?」
七世「喉の奥見るときに、うぇーってするやつ」
桜子「はぁ……? あれくらい我慢しなさいよ高2でしょ!?」
七世「うわ……桜子の甲高い声が頭に響く……」
桜子「……っ、帰ろうかしら」
七世「とりあえず氷まくら」
桜子「は? 私に作れって?」
七世「そのために呼んだんだろ委員長」
桜子「委員長関係ないわよ! そういうのは大抵家族の人が……」
七世「親は仕事。姉は男あさり」
桜子「……最近つくづく間宮家でのあたしのポジションが分からないわ」
七世「文句言いつつもやってくれるんだもん。お前」
桜子「……う、うるさいわね。やるわよ。やればいいんでしょ」
七世「おー、任せた」
桜子「大人しくしてろよ病人」
七世「あはは、りょーかい」
桜子「治ったら今度アイスね」
七世「この真冬にかよ……つえー……」


