「い、いえ。真夏先輩がコレ以上小さくならないようにと、思っただけですから…」 「もう、冗談がヒドイね…、相変わらず」 私は声に出して笑う。 「先輩、また来てくれますか?」 「…うん。行く。…頑張ってね。皆にも伝えて?」 私は朱井君から鞄を受け取って、校舎に入った。 上履きを履いて、自分の教室に行く。