残された大部屋。 周囲を遮断するかのように、 ベッドを囲むカーテンを引っ張る。 なんで…… 今さら足なんだよ。 荒れてた時代をこえて、 ようやく親孝行出来んだぞ。 そんな時に、なんで 俺は此処で、 こうやって病院のベッドに縛り付けられてんだよ。 しかも原因すらわかんない……。 わけわかんねぇよ。 日に日に…… 俺の思い通りにならない体。 異変に気が付きながら、 すぐにアイツを頼らなかったから。 医者に行かなかったから? 闇が……落ちてくる……。