オレの目の前で
同意書にサインをした海斗は、
手術室へと運ばれ……
ランプが消える頃に、
アイツのおばさんが
病院へとやってきた。

海斗は自分の病室へと戻ってきた。

暫らくして
海斗は目を覚ました。

鈍痛を感じているのか
時々、うわ言を言いながら……。

突然の再会がオレにもたらした、
この先の未来をオレはまだ知らない。

コイツとオレに
降りかかる
試練の足音すら、
この時のオレは
知らなかった。