前を向いて、
オレ自身の足で歩き出すために。


オレの時間を
その場所で止まらせないために。



ただ今を精一杯生きる。




ただそれだけの事をするために、
失い続けた、沢山の宝物。


くいっぱくれがないようにと
選んだ未来。

生きることに
捕らわれすぎた現実。


気が付けば……
オレはオレ自身すら
忘れてしまっていた。