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翌日、いつもの怠さがまったくなく目が覚めた。

ぐっすり眠れたようだ。

部屋の中は暑くて、窓を開けて伸びをする。


ブレスレットをしまったせいか、それからあたしは平穏な毎日を過ごした。

レギュラーの入れ替え戦でも、なんとか残ることが出来て少しは強くなったのかなといい気分になる。

翔平はもちろん、向かうところ校内では敵なしだから余裕そうだった。


赤点もなく、毎日部活に励んでいた。

市立高校だけど、顧問が熱血であたしたちがこの夏、休めるのはお盆の前後10日間ぐらいだった。


平穏な毎日が再び乱れたのは、試験休みが明ける終業式の前日。

部活で疲れ果てお風呂に入ってから夕食を食べると、すぐにベッドに入った。

そして再び、恐ろしい夢を見てしまったのだ。