「翔平と玲奈はここから離れて!」
翔平はあたしが部屋を出るまで飛んでくるガラスの破片にかまわず、ドアを押さえてくれていた。
見ると、翔平も玲奈も顔や腕に何ヵ所もかすり傷を負っている。
「大丈夫か!?」
あたしの頬が血だらけで、翔平たちは驚いた。
「大丈夫! あたし、ブレスレットを取ってくる!」
あたしの考えがあっているかはわからない。だけど、ブレスレットには何かがある。
あたしはズキズキする痛みに堪えながら、自分の部屋に行った。
そこから先は無我夢中で、あたしに驚くみのりたちを無視して、バッグから赤いブレスレットを見つける。
「ひかり! どうしたの!? なにがあったの!?」
みのりがハラハラした顔で聞いてくるけれど、話している時間はない。
こうしている間にも、田島先輩や小杉はひかりに殺されているかもしれない。
「急いでいるの! ごめん!」
赤いブレスレットを握りしめて、談話室へ向かった。
翔平はあたしが部屋を出るまで飛んでくるガラスの破片にかまわず、ドアを押さえてくれていた。
見ると、翔平も玲奈も顔や腕に何ヵ所もかすり傷を負っている。
「大丈夫か!?」
あたしの頬が血だらけで、翔平たちは驚いた。
「大丈夫! あたし、ブレスレットを取ってくる!」
あたしの考えがあっているかはわからない。だけど、ブレスレットには何かがある。
あたしはズキズキする痛みに堪えながら、自分の部屋に行った。
そこから先は無我夢中で、あたしに驚くみのりたちを無視して、バッグから赤いブレスレットを見つける。
「ひかり! どうしたの!? なにがあったの!?」
みのりがハラハラした顔で聞いてくるけれど、話している時間はない。
こうしている間にも、田島先輩や小杉はひかりに殺されているかもしれない。
「急いでいるの! ごめん!」
赤いブレスレットを握りしめて、談話室へ向かった。