すると、後ろにいた女の子が私の肩を叩いた。
「ーーちゃん?」
とてもドキリとした。
それは、同じ小学校に居た子だった。
適当に話すと、私は前へ向いた。
やっぱり、居た。
同じ中学から来る子は少なからず居るだろうと覚悟していたけど、やっぱり……。
私の心に少しだけ、黒いものが芽生えた。
嫌だな。