私は合格していた。
「いや、これ別人のことだろ?」
封筒を確認するが、自分で書いた私の名前がはっきりと書かれている。
「そんな訳ないじゃん、合格だなんて」
嘘だ。
だれか嘘だって言えよ。
でも、どこかで分かっていた合格という文字。
受かった。
受かったんだ。
祖母に励まされていたからなのか、
あ、やっぱり。
そう思った。
やっぱり、受かったんだ。
やった。ひっそりと心の隅で喜んだ。
おわり
「いや、これ別人のことだろ?」
封筒を確認するが、自分で書いた私の名前がはっきりと書かれている。
「そんな訳ないじゃん、合格だなんて」
嘘だ。
だれか嘘だって言えよ。
でも、どこかで分かっていた合格という文字。
受かった。
受かったんだ。
祖母に励まされていたからなのか、
あ、やっぱり。
そう思った。
やっぱり、受かったんだ。
やった。ひっそりと心の隅で喜んだ。
おわり



