「綾の教室行ったら俺の教室に行ったて言われて走ってきた」 多分司くんに伝えてくれたのは華ちゃん。 じんわりとした汗が司くんの額に流れている。 私のために走ってきてくれるなんて、嬉しすぎて泣いちゃいそうだ。 「綾の教室知らなくて、俺彼氏失格」 寂しそうに司くんが笑う。 「いつも綾が会いに来てくれてたから、綾に会えてたこと気付かなかった」 「ううん……」