なに、この水霧って男…。 自分のわがままにも程がある。 素直に従って、佐野ちゃんか中島の隣の席につけばいいじゃないか。 「違うって何が違うんだ?」 流石のみっちーも、すこし顔を歪めている。 「俺は彼女の隣を希望したいんですけど…」 「彼女って、夏川の隣か?」 「はい」