「郁ちゃん、好きな人いるの!?」




郁ちゃんは少し顔を赤らめ俯きながら、コクりと頷いた。





ええぇぇぇぇぇ!?




大声で叫んじゃった。



でも!!




郁ちゃんに好きな人がいたなんて、全然知らなかったから!!




「誰!?誰なの!?」




身を乗り出して聞くと、郁ちゃんは呆れたような顔でため息をついた。