しばらくして玄関のドアが開き、ふらふらした足取りの男の子が出てきた。



「あれ?…日菜ちゃん?どうしたの?」




こちらに近づいてくる圭くん。



すっごくふらふらしてて今にも倒れそう…




「みんなからのバレンタインプレゼント、持って来たんだけど…」



と言って持っていた袋を差し出す。