”ピーンポーンパーンポーン♪
えぇっと…雄大ー。30秒以内に理事長室
に来い!来なかったら…フフッ♪
ピーンポーンパーンポーン♪”




何か最後らへん黒く感じたのは気のせいでしょうか??




30.29.28………3.2.1…"バンッ!"


おぉっ!ギリギリセーフ!



雄『夕栄〜もっとマシな呼び方ねぇのか
よ〜』





ん?この声…聞き覚えが





瑛『雄大って…あの雄大?』



雄『ん?何で俺のこと知ってんだ?』




あぁ、そっか。私今変装してるんだった




急いでウィッグとカラコンをとった



瑛「あたしだよ!」

雄「うお!瑛梨佳じゃねーか!」


瑛「そうだよ!久しぶり!」






雄大は、夕栄が総長のときに、副総長だ
ったんだ。







雄『でもなんでここにいるんだ?』





瑛『いや〜、元々行くはずだった高校で
、入学初日で校長殴って即退学になっち
ゃったの』




雄『そうなのか。って、瑛梨佳。ウィッグかぶってても、お前のその容姿だったらめっちゃ狙われるぞ』






瑛『? 何言ってるのー。あ…そう言う事か。不細工だからイジメの対象になるかもしれないってことか』




雄&夕「「いやいや。そう言う事じゃねぇって(ったく、無自覚なのは変わってねぇのかよ)」」






瑛「ねね、それより早く教室行こうよ」





雄「そうだな。行くか」




夕「サボる時とかいつでも来いよー」





理事長らしからぬ発言をしている夕栄を軽くスルーして、私と雄大は理事長室を出た。