好きになっちゃダメですか?



裕二とは、目すら合わせなくなった。

次第に友達も減り、またいじめられるようになった。

リーダーは…結城 美咲。

厄介な相手だ。

しかも最近ではアザがだいぶ目立つようになってきた。

だんだんと崩壊していく自分。

裕二は助けようともしていなかった。

裕二の前で結城 美咲がいじめても、無表情なまま、こっちを見ているだけになった。

そして、ついに私は完全に壊れた。

私は屋上に行き、フェンスを越え、あと一歩踏み出せば落ちる位置に立った。

でもその時だった。視界が反転しフェンスの中に逆戻りした。

『…どうして、助けたの?』

『……別に。』

『意味分かんない。私がいじめられてても助けてくれなかったくせに!なんで今更助けるの?』

『……やっぱり絢が…絢のことが好きだから…。』

『……もう、助けないでよ!私は楽になりたいの!』

『やだ!死なせない!』