『っ!!』
ポロポロッ!
気づいた時には遅かった。
私は結城くんの腕を掴む力が一瞬弱まったのを見逃さなかった。
私は思いっきり走った。
私が辿り着いた場所は…屋上だった。
私はうずくまって泣いた。声を出しながら泣いた。
しばらく経って、誰かが屋上にやって来た。
その人の正体は…裕二だった。
『見つけた。絢、ごめんな?いきなり過ぎてわかんないよな?』
『……』
私は顔も上げず、裕二の言葉を無視した。
『絢?怒ってるのか?』
『……』
『絢…ごめんな…。』
『…………じゃん。』
『えっ?絢もう一回。』
『私だけ馬鹿見たいじゃん!
1人で舞い上がってさ。』

