大人のあなたと子どものあたし。












今は車の前…






「ほら、早く。」






うぅ…




もうどうにでもなっちゃえ!


って、なんないから出来ない〜






「おいてくぞ、ちび」




「ち、ちびじゃない!」




「わかったから、早く」






おいてかれるのは困る!




だから…えい…っ




───ちゅ






「んんっ」






軽くしたけど陸人に頭をおさえられて、深いキスをされた。




陸人は、






「ん、うまかった」





と、言って笑っていた。




車の中に入ると、


真奈美と匡毅くんがニヤニヤしてた。




ま、まさか見られた!?




二人なら見える場所でしたからね…


見られてもしょうがないよね…






「優花、あなた進歩したね!
陸人とはキスもできちゃうんだ〜」




「んで、お前ら大胆すぎ。
陸人が何言ったかしらねーけど俺の前でいちゃこらすんな」






匡毅くんって怖い人…だね…






「は?お前もその手なんだよ
ちゃっかり手なんか繋いじゃってさ〜」




「う、うるせぇ。」






陸人は何が面白いのか、ゲラゲラ笑っている




匡毅くんは不器用なだけ…かな?


あたしはちょっと苦手だけど…