「はい、乾いたよ!」




「ありがと
お礼にキスでも…」




「お礼はいりません!」






キスという言葉が聞こえてすぐに断った




だって…キスとか…






───ちゅ






「なっ//」






く、くくく唇に…ちゅって…






「はは、可愛い」




「陸人のばかっ//」




「ばかじゃねーよー
俺、天才だし」






そう言ってにやっとする陸人




なんか…危険人物じゃないですか?陸人さん


ベッドに連れてかれて…




きゃぁああ




あたしは何を考えてんだ!!






「なに?その顔。
キスだけじゃ足んない?」




「いいい、いや!十分です!」




「ほんとに?」






コクコクと、頷くあたし






「ほんとのほんとに?」




「ほんとだってばぁ…」




「ふーん?ベッドいく?」




「やだ!」




「え?なんで?俺寝に行こうと思ったんだけど?
あれ?もしかして期待した?」






ニヤニヤしてる陸人




え…


しまった!騙された!






「あ、あたしはまだ眠くないから…!」




「へぇ?眠くなる事する?」




「だ、大丈夫!その内眠くなるから!」






陸人のいじわる!変態!ばか!


もう、ほっぺ熱いじゃん!






「顔真っ赤だけど?何想像してんの?
やっぱやりた…「くないから!」




「え〜…
優しくするからさぁ」




「そういう問題じゃない!!」




「怖い?」




「こ、怖くは…んんっ」




「じゃあいいじゃん
今日だけ…ね?だめ?」






今日だけなら…いいかな…




いや!だめ!






「だ…きゃっ」






だめって言う前にお姫様だっこされた






「降ろしてよ!」




「やだ〜」






もう!陸人のばかぁ!