大人のあなたと子どものあたし。











優花side〜






急に言われた…




陸人に、好きって…






「あ、あの…」




「お前は俺の事…嫌い?」






嫌い…?


嫌いなわけないじゃん。




でもね…


でも…




…だめだよ、あたし!


自分の気持ちに素直にならなきゃ!




だから…っ






「あたしも…っ、陸人が好きだよ…!」






そう言った途端、涙が溢れてきた




あたし、気付かなかった。


陸人が好きって認められなくて、辛かった




だから、涙が出てきたんだ。






「なんで泣いてんだよー
俺が泣かせたみたいになるだろ?」




「ごめん…ね…っ」




「謝んな。
な、俺と付き合ってくれる?」






そんなの、もちろん…!






「陸人…これから、いっぱい迷惑かけたりするかもしれないけど…よろしくね…っ」






そう、とびっきりの笑顔で言ってやった。






「迷惑なんて、かけて当たり前!もうかけまくりでもいいぞ?」




「それはさすがに出来ないよ!」




「ははっ、だよな
これからよろしくな?優花」




「うんっ」