大人のあなたと子どものあたし。











優花が出てきた






「じゃ、俺風呂行ってくるわ〜」




「いってらっしゃーい」







──────






「はやかったね!」




「そーか?」




「15分くらいだったもん!」




「普通だろ?」




「うんー…」






…なんか今頃緊張してきた。




やっぱ言うのやめようかな?

いや、俺は決めた事は絶対やる!






「優花?ここ座れ」




「え?うん…」






とりあえず…






「ふぎゃっ」






急に髪を拭いてやる…と。




なんか、俺らしくねーな…






「あ、あの…自分で出来るから…」




「え?そんなの聞いてない」






ちょっといじめる




そうすると、優花はムスッとした






「可愛いなー、お前」




「えっ?いや…全然!」






それが可愛いんだって






「なんか…陸人変」




「…変じゃねーよ」






なんでこいつ気付くんだよ




俺緊張しすぎてやばいんだよな。


もうこの緊張に耐えれねーぞ




だから…今から言うよ


今じゃタイミングおかしいかもしれないけど






「優花、俺さ…お前が」






言うぞ…








「好き」






言えた!!