大人のあなたと子どものあたし。











変な夢をみた


でも俺にとっては嬉しい夢。




それは、優花と付き合えた夢だった






「ちょっと、話したい事がある」




「なに?」




「俺さ…優花が好き…
だから…っ俺と付き合って…?」




「あたしも陸人が好きだよ。」




「ほんとに?
じゃあ、付き合ってくれる?」




「うんっ」






そう言って唇が重なろうとした時…






──────






俺は目が覚めた。






「なんだ、夢かよ…」






ふと隣を見ると、

優花はまだ寝ていた




今何時なんだ?




……17時




やべ、寝すぎた!






「優花、起きろ!」




「ん…っ、まだ寝てるの…」






可愛すぎんだろ


まだ寝てるの、とか。




でも、もうそろそろ起きてくれないと困るんだよな〜


まだ買い出しにも行ってないし




あ、こうすれば起きるかな?






「早く起きねーと犯すぞ?」




「やだっ」






────ゴンッ






「「いたっ」」




「いってーな、急に起きんなよ!」




「だって、犯すとか言うから!」




「わりーわりー」






急に起きた優花と頭がぶつかった




痛いから、まじで。


ま、俺のせい?かな?






「あ、もう17時なんだけど」




「え、そんなに寝てたの?あたし」






そうなんだよ、そんなに寝てたんだよ


寝たのが確か、13時半だっけ?




こりゃ、寝すぎだな。


夜寝れんのか?




てか、






「買い出し行かないとうちに材料ないんだけど」




「じゃあ、行かなきゃね!
早く準備しよー」






…寝起きいいな、おい。


いや、すぐに起きなかったけど




俺達はすぐに準備して、買い出しへ行った




今日はなに作ってくれるんだろ




なに作るのか優花に聞いても、

出来てからのお楽しみー

って言って教えてくれない。




ならば、作ってる時の匂いで当ててやろうじゃないか!


俺の鼻をなめんなよ?


この、子どもの頃から鍛えられた鼻を!!