大人のあなたと子どものあたし。











陸人side〜






俺の隣からはスースーと

可愛い寝息が聞こえる




寝るの早いな、こいつ






「男嫌いなのに泊まるって言ってくれてありがとな…」






俺は寝てる優花に言った


寝てるから気付かないのにな。




俺が泊まりを誘ったのには理由がある




普通の人なら最悪な事が起こったら気まずいからって

泊まりに誘わないだろう




でも、俺は自信がある。


フラれない自信が。




これでフラれたら俺、ダサいけどな〜




今日の夜、俺は優花に告白をする。




初めて会った時、俺はあいつを守りたいと思った。


でもなんでかわかんなかったんだよな


そこら辺の女だったら、

俺はそうは思わなかっただろうな


だったらこの気持ちはなんなんだ。

まさか好きだっていうのか。


俺は悩んだよ


優花はまだ高校生でガキだ。


こんな奴を好きになるはずないって




でも自分の気持ちには逆らえなかった




だから好きだって伝えようって




簡単に決めすぎだろ

って思われるかもしれない


でも、俺の優花に対する気持ちは嘘じゃない




あぁ、もう、俺限界だ…






眠すぎる




もう俺寝よーっと




おやすみ、優花…