『あ、もうすぐで日付変わるな』
ほんとだ
陸人との電話が楽しくて気付かなかった
「真奈美寝ちゃってる」
『まじで?30分くらいほったらかしにしたもんな
悪いな、こんな時間に電話なんかして』
「ううん、大丈夫だよ!」
『ほんとに?
それに泊まりだろ、楽しい時間に邪魔したな』
「大丈夫だって!」
陸人は心配症なのだろうか
かなり気にしてる
大丈夫って言ったら大丈夫なのに
『悪かったな
俺、なんか急にお前の声聞きたくてさ。
…こんな事言ったら変態っぽいか?』
「ふふ、へんたーいっ」
『やっぱり…』
って、そんなわけないじゃん!
「可愛いよ?」
あっ、思わず言っちゃった…
怒られるかな?
『可愛いって?優花のが変態だな!』
そう言って一人で笑ってる陸人
むか〜っ
「あたしは変態じゃないもん!」
『だからうるせぇって』
「陸人が悪いんじゃん!」
『お、俺のせい!?』
「うん」
『まぁ、そうかもな
でもでかい声出す優花も悪い!』
うぅ〜…
陸人が悪いのにーっ

