「優花、悪いんだけど俺これ食ったら行くわ
ごめんな?」




「大丈夫だよ」




「また会ってくれる?」




「…やだ」






嘘だから…気付いて






「俺はまた会いたいな。だめ?」




「だめじゃない…!」




「そっか!じゃあ、これにメールして?
いつでもいいよ」






と、アドレスが書いてある紙を渡してきた




…まさか用意してきた?


なんか笑っちゃう






「ありがと」




「おう!じゃ、俺行くな。片付けできなくてごめん!」






「大丈夫、大丈夫
また…会ってくれるなら…全然いいよ…」




「声ちっさ!でも俺には聞こえたよ」






と、にやにやする陸人




恥ずかし…//






「顔赤いよ?」




「陸人のばかっ」




「可愛い」






と、頭をぽんぽんとしてきた。






──びくっ






「あ、ごめん」




「大丈夫」






不意に触れられるのにはまだなれない。






「じゃ、もう行くわ…またな!」




「うん、またね!」




「おじゃましました」






と、陸人が出ていった。




なんか寂しいな




陸人からもらった紙を握り締めた。






っと、あたしも学校行く準備しなきゃ!