大人のあなたと子どものあたし。











「優花ー?着いたぞー?」






起きねぇ




俺は、ツンツンしてみたり、くすぐったりしてみたけれど、なかなか起きない。




無防備すぎんだろ






「優花、起きろ!」




「ん〜…」






起きたか!?






「スー…」






おい!


いい加減起きてくれよー。




よし、こうなったら!






「優花、早く起きないと襲っちゃうぞ」






と、耳元で囁いてみた




すると、






「いやぁぁぁあ」






──ボコッ






「いってぇ…!」




「あっ、ご、ごめんなさい!!」






見事に顔を殴られました…






「大丈夫、大丈夫」




「ほんと、ごめんね?」




「大丈夫だって!てか、着いたよ?」




「あっ、ほんとだ…あたし寝てたの?」




「ぐっすり寝てました!」






どんだけ眠かったんだよ






「寝顔みた?」






やっぱそこ気になるよね






「ばっちり!」




「…やだぁ!」






寝てたからしょうがないじゃないですか!






「ごめんな?」




「やだ」




「寝てたのが悪いんだろ?」




「うぅ…」






よっしゃ!勝った!




すると、優花が怒ったのか、スタスタと先に行ってしまった






「ちょ、優花待てよ!」






車…

路駐でいっか!




俺は急いで優花を追った