大人のあなたと子どものあたし。











「実はね…」






あたしは、昨日あった事を全部話した。






「なんでもっと早く話してくれなかったの!」




「だって…」




「だってじゃない!優花一人で解決出来る事じゃないでしょ!?」






そうだけど…


でもやっぱり、迷惑だって思っちゃうから






「それで、優花が一人の時だけ付いて来るんでしょ?」




「うん…」




「でも、いつも校門までは一緒だからそれからって事だよね…」






そうだね




どっちかに用事があっても、校門までは一緒に行く。


だから、それからなんだよね…






「じゃあ、しばらくは同じ人がいないか見てみよっか。それで犯人絞ってこ」




「そうだね」




「まぁ、あたしに任せてよ!」




「真奈美ありがとう!」






真奈美に言ってよかった。




やっぱりあたし一人じゃ解決出来なかったんだよ




あたしにはそんな発想出来なかったもん。