大人のあなたと子どものあたし。











しばらくして、みんなの自己紹介が終わり、チャイムがなった。






「ちょっと優花来い!」




「わぁっ」






先生が出ていってすぐに智也があたしの所へ来た。




み、みんな見てるよ!!


もう!智也のバカ!




そして、智也に連れてこられたのは屋上だった。




屋上って入れないんじゃなかったっけ?


でも、なぜか智也は鍵を持ってた。






「なぁ、優花の隣の奴なに!?」




「隣?田畑さん?」




「違う!その反対!」






反対…?


反対って…いたっけ…?




あ!






「太田くんか!」






あはは、すっかり太田くんの存在忘れてたぁ




それにしても、太田くんがどうかしたのかな?






「そいつ、絶対優花の事好きだろ!」




「そんなわけないよ〜」






智也までなに言っちゃんてんの!


あたし心配するじゃん…






「絶対好きだから!なんかされたら俺に言えよ?俺がここにいる間は守ってやるから」




「あ、ありがと…」






なんか智也がたくましい…!




ちょっとは智也に頼ってみようかな?