「おっはよー!」




「わぁ…っ、もう真奈美!」




「いい加減慣れてよ〜」






無理だよ!




いつまでたってもあれは慣れないんだよ…






「昨日の智也はビックリしたよね〜」




「ほんとだよ!まさか陸人の後輩だったなんてね…」




「それはほんとビックリ!」




「あ、今日から智也うちの学校来るんだよ〜」




「え!?教育実習の先生!?」




「うん!」






教育実習の先生で知ってる人がいるってなんか安心するよね




智也はどこのクラスに行くのかなぁ?




そんな事を考えてたら、いつの間にか学校に着いていた。






「あ、鳴神さんおはよぉ…」






ふぇ!?


お、太田くんか…ビックリした…




それにしても眠そうな顔してるなぁ






「アンタ誰だっけー?あたしの優花に近付かないでくれる?」




「もぉ、まなみん俺に優しくしてよぉ」




「蹴飛ばしていいかしら」




「ま、真奈美だめだよ!太田くんもまなみんって呼んじゃダメ!」






もう!二人とも喧嘩しないでよ…






「鳴神さんが喋ってくれたぁ…!俺テンション上がっちゃうなぁ」




「早くあっち行け」




「わかったよ…。また教室でね〜」






そうして、太田くんは先に行った。




朝から太田くんに話しかけられたから疲れちゃったな…






「ほんとアイツ嫌い!優花気を付けてね、アイツ絶対優花狙ってるから!」




「う、うん…」






あたしも薄々気付いてた。


他の女の子には自分から話しかけないのにあたしには話しかけてくるから。




でも、そんなはずないよね〜


あたしには陸人って言うかっこいい彼氏がいるんだもん!


それに他の女の子に比べてあたしは可愛くないしね