大人のあなたと子どものあたし。











「わぁ!泡いっぱい!」






中に入ると、湯船が泡でいっぱいになっていた。




あわあわ〜






「どう?俺が泡立てた!」




「絶対ウソだ〜っ」






こんなの絶対ムリだよ!


しかも、あんな短時間で!!






「うん、ウソ〜」






と、笑いながら言う陸人。




やっぱり!






「優花おいで」






そう言われて、先に湯船に入った陸人の隣に行った。






「泡邪魔だな〜」






そう言いながら泡をすくいだす陸人。






「ダメー!泡無くなったら見えちゃう…」




「はは、顔真っ赤!わかったよ」






うそ!


あたし顔赤い!?




うわぁ…恥ずかしい…






「これでちゅーしたらもっと赤くなる?」






そう意地悪な顔をして言う陸人。




絶対赤くなるからダメだよ!


その思いも虚しく、キスされた。






「んっ」




「エロいから…俺止まんなくなっちゃうよ?」






陸人の意地悪…


わかってやってるくせに…




今日の陸人は一段と意地悪だ






「やばい、もうムリかも。ベッド行こうか」






そう言ってあたしをお姫様抱っこしてバスルームを出る陸人。






「おろしてよぉ…」




「ベッドにおろすから」






それじゃ遅いんだよ?陸人…