あたしは真奈美に言われた通り、学校に着くまでくっつくのを我慢……
うぅ…学校まだ〜…?
「優花、その変な顔やめて」
へ?
あたし、変な顔してる?
「も、もうまた変な顔……「学校着いたぁ!」
「ちょ、危ない!」
学校着いた!やった!
う〜んっ、真奈美の匂いだぁ…
真奈美の匂い大好きーっ
「真奈美ぃ…」
「変態みたいだからやめてよ…」
そんな事言われたってやめないもんねーっだ!
と、幸せに浸っていると右の方から声が聞こえた。
「お前ら朝から元気だなぁ」
ひいっ
お、おお男の人の声…!!
あたしは、咄嗟に真奈美の後ろへ隠れた。
「優花ちゃん、そんな逃げなくたっていいだろ〜?」
いや!逃げます!
思いっきり逃げますぅ……
「浅井どっか行け」
「え〜、まなみん酷いなぁ…」
「その呼び方やめてよ」
「へへ、じゃあ、また教室でね?」