大人のあなたと子どものあたし。











優花side〜




今は陸人とお風呂に入っている。


もちろん、半ば無理矢理です!




あたしもね、嫌ってわけじゃないんだけど、やっぱり恥ずかしくて…


気が引けちゃうんだよね…




一緒に入るってだけで恥ずかしいのに、髪を洗ってと言ってくる陸人。




あたしそんな余裕ないよぉ…




そんな事を考えている間に陸人は身体の泡を流していた。






「よし、優花半分空けて〜」






そう言われ、湯船にコンパクトに収まるあたし。




陸人の家のお風呂は広くて、二人で入るにはぴったりだ。






「優花、こっちおいで?」




「うん?」






疑問に思いながらも陸人に近寄るあたし




別にあのままでもよかったんじゃないかな?






「優花、ちゅー」




「ん…っ」




「声出すなよ…俺我慢できなくなるじゃん」






そ、それは困る!




おふ、お風呂で…きゃぁっ、あたし何考えてんの!


ダメだ、顔が熱いよぉ…






「お前、顔真っ赤。なに?お風呂でしたいの?」




「違うもん!」




「ほんとにー?」




「ほんとだよ!」






もう!ほんと陸人は変態なんだから!