「出来たぁ!」
「よっしゃあ!俺の好物、オムライス〜」
簡単な物でいいと言ったのに作るなら全部一緒だって言ってオムライスを作ってくれた。
優花のオムライス久しぶりだなぁ
一ヶ月振りくらい?
でも、一ヶ月に一回くらい食べてる。
「よし、じゃあ、いただきまーす」
「いただきます!…うん、やっぱこの味最高」
「ありがと〜」
毎日食いたいけど優花に怒られるもんなぁ、偏るからダメ!って。
でも、優花なら毎日食っていいよな?
────
「ごちそうさま〜!よし優花、風呂入ろ!」
「え!?ちょ、ちょっと陸人おろして!」
そう言って俺は優花を抱っこした。
軽いな、ほんとに。
ちゃんと食ってんのかな…
「陸人!」
「んー?」
「おろして!」
「やだ〜。」
おろすわけないじゃん
こうやらなきゃ一緒に入ってくれないしー
「あ、ああああの…一緒に入るのはいいんだけど…後から入ってきてよ…」
ははっ、めっちゃ噛んでるし
一緒に入ってくれるならそれでいいかな〜。
「いいよ。俺、片付けしとくから早く入ってこーい。」
「わかった。絶対あたしが呼ぶまで入って来ないでね!?」
「わかってるよ」
「…じゃあ、行ってくる」
「おーう」
覗いて…いや、覗かない!
またあんな事やったら絶対俺嫌われるし!

