大人のあなたと子どものあたし。











「じゃあね、優花!」




「バイバイ、真奈美〜!匡毅くんもバイバイ!」




「おう、またな」






おーい、優花ちゃーん。


俺怒っちゃうよ?




なんで男にバイバイ言ってんだ!チビ!


匡毅だろうと許せねぇ。




今日の夜はやっぱ優しくしてやんねぇ。




そうして、あの二人と別れた。






「優花、買い物行くか」




「うん!今日は何食べたいー?」




「疲れただろ?だから簡単な物でいいよ」




「ほんと?ありがと〜」






夜はもっと疲れる事するから、ご飯作るのに疲れて寝られると困るんだよね〜




でも、俺の体力が持つかな…




いや!大丈夫だ!俺はまだ若い!


30代まであと5年はある!




でも、5年ってあっという間なんだろうな〜。




5年後には俺は優花と結婚して、子どもも…って!


俺気が早過ぎだ!




まだ優花と結婚なんて…


いや、これ以上にないくらい好きなんだけどさ…




まだ早いよなぁ…なんつって…




だって、優花はまだ高校生だ。


大学だって行くかも知んないし、ねぇ。




あー、俺何考えてんだよ、全く。




でも…、優花と結婚するのも悪くねぇかもな。