15分くらいで着いたプールは人がいっぱいだ。
やべぇ、帰りてぇ…
でも隣にははしゃいでる俺の彼女。
帰りたいなんて言えるわけない。
あ〜…知り合いとかいねぇよな?
いたら最悪だし。
「おい、陸人着替えに行くぞ?」
「え?あ、あぁ…」
やっべ、考え事してた。
優花と真奈美は先に行ったみたいでもういなかった。
よっしゃ!
俺も切り替えていかなきゃな!
今日は純粋に楽しむ!
知ってる女がいても無視だ無視!!
「あいつら遅くねー?」
「恥ずかしがってたりしてんじゃねー?俺が優花にどんな水着買ったのか聞いても見せてくんなかったし」
「あ、来た」
マジ!?優花の水着姿!!
…と思ったら、
なんでパーカー着てんだよバカ!
まぁ、他の男に見られないからいいんだけど…
俺が見れねぇじゃん!
「優花、それ脱いで?」
「やだ…おっぱいが…」
「え?ちっちゃいの気にしてんの?大丈夫だから」
「お前、さりげなく毒吐いてんなよ!優花ちゃんが…いや、顔真っ赤だ、気にしなくていいな…」
こんな時に顔真っ赤って、Mかよ!
「真奈美おっぱいわけてぇ…」
「やだよ!優花にあげたらあたしのがなくなっちゃう!」
「ケチ〜…」
なんか…女の会話ってすげぇな…

