本当に悪いと思ったあたしは、汚れる前よりキレイにした。




う〜んっ、ちょーキレイ！






｢どーお？キレイでしょ〜！あたしすごいー？｣




｢キレイすぎてきもい｣




｢えへへ｣




｢そしてその顔もきもい｣






なっ！陸人のバカ〜っ


せっかくキレイにしたのに！






｢なんだよ、その顔。怒ってんの？｣




｢お、怒ってないよ｣




｢へぇ、怒ったなら褒めてやろうと思ったのに｣






え!?怒ったって言えば褒めてくれたの!?


いや、怒ったら褒めるってなんかおかしいんだけど…




ほ、褒めてもらいたぁい…






｢褒めてもらいたそうな顔すんな｣




｢ねぇねぇ、褒めて！あたしちょーキレイにしたんだよ！｣




｢…よーしよしよし〜偉いでちゅね〜優花ちゃんは〜｣






そう言って、あたしの頭をグチャグチャにしてきた。




今絶対にバカにされた！


犬にヨシヨシするみたいにあたしにしてきたし！


そして赤ちゃん言葉使ったよ！あの人!!




ほんっとありえない！


あんなの褒めてもらってない！






｢不満そうな顔すんなよ｣




｢不満だよ！だって、あんなの褒めてもらった感じしない！｣




｢別に褒める必要ねーもん｣




｢ある！あたし、褒めて伸びるタイプなんだから！｣






この言い合いは長々と続いた。




でも、いつの間にか陸人が他の女といた事を許しちゃってるあたし。


あたし達は少し話し合えば溝が埋まるみたい




それはたぶん、あたしがバカでなんでもすぐ許しちゃうからなんだろうな〜


でも、次はもう許さないもんね！




陸人と仲直り出来てよかった