｢俺には優花しか見えねぇ｣




｢だから？あたしに向いてくれるまで引かないから｣




｢好きにすればいい。俺は優花を守るだけだ。｣






そう、俺は優花を守る


邪魔をする奴から絶対に守ってみせる。




優花に手を出す奴は女だろうが許さねぇよ






｢ねぇ、リク？今日泊まってもいい？｣




｢は？さっさと帰れ｣




｢酷い…リク……あ、たし…一人になりたくないのに…｣






うぜぇ。


なんで勝手に泣いてんだよ




泣き顔は優花のだけでいい






｢泣いても俺の答えは変わんねぇよ｣




｢あっそう。
じゃあ、明日楽しみにしててね。｣






は？明日？


明日なにがあんだよ。


意味がわかんねぇ




あいつが言った言葉の意味がわからずに、俺は家に帰った。




あの時なにがあるのか聞いておけばよかった。


そしたら優花をこれ以上傷付ける事はなかったのに…