今日は日曜日。




いつもなら陸人といるんだけど、今日は用事があるみたいで会えない。


だから、真奈美といる




真奈美も、匡毅くんが出張で会えないみたい






「優花ぁ…匡毅に会いたいよ〜…」




「出張なんでしょ?我慢しなさい」




「やだっ」






まったく、匡毅くん大好きだねぇ、真奈美は




あ、そうだ!






「真奈美、ショッピングモール行こ!」




「え〜、なんでー?」




「気分転換!ほら、ね?」




「わかった〜」






そうして、あたし達は電車に乗ってショッピングモールへやってきた。




うわ〜、日曜日だから人多いや…


家族連れとかカップルとかが特に




失敗したな、これ…






「真奈美、ごめん…」




「いや、大丈夫!はしゃいで紛らわす!」






よし、いっぱい遊ぶぞ〜っ




…あれ?


あれって陸人?






「優花、陸人じゃない?あれ」






やっぱり陸人…だよね…




そこには、女の人と仲良く歩いている陸人がいた。




なんで…?






「なに、あいつ。女と仲良く歩いて」




「真奈美…あれって…浮気してる…?」




「かもね。よし、聞いてくる」




「だ、だめ!」




「なんで?浮気してるかもしれないんだよ?優花は別れたいの?」






そんなの…別れたくないに決まってるじゃん


陸人が大好きだもん。






「…わかった。あたしが入っちゃだめだもんね。」






あたしの顔を見て悟ったのか、そう言ってくれた。






「でも、絶対聞かなきゃだめだよ?
もう裏切られたくないのはわかるけど、ちゃんと聞かなきゃ自分が余計辛いだけだから。」




「うん、わかった。」






陸人は浮気なんかしないよね…?


あたしは信じてるから。