「よし、そろそろ帰ろうか」
あたし達はあの後、いっぱいお土産も買って、清水の舞台や縁結びの神様がいる所に行った
その間にもう辺りは暗くなっていた
もう18時半だ…
「あたしもう歩きたくない〜っ
匡毅抱っこ!」
「はー?ふざけんなよ
俺だって疲れてんだよ。それにこの後運転もしなきゃいけねーし」
あ、そうだった
陸人も匡毅くんもまだ運転しなきゃだめなんだ。
陸人、大丈夫かな?
そう思って隣を歩いている陸人を見ると疲れ果てた顔をしていた
「陸人大丈夫?」
「大丈夫!優花が心配してくれたから元気出た!」
「そっか。無理しないでね?」
「おう、ありがとな」
陸人って単純だね
あたしが心配したら元気出たって。
あ、そういえば
「ねぇ、なんで京都に来たの?」
「え?俺の気分!」
と、ドヤ顔で言う陸人
気分で京都って来れるんだね〜…
でもかなりハードだと思う。
「やっぱ日帰りはきついな〜
だからさ、また4人で旅行行こ!」
「いいけど、車では行きたくねぇ」
「わかった、飛行機か新幹線だな!
よし、中川に探してもらっとくわ〜」
ひ、飛行機…
それか新幹線…
あたしお金そんなに持ってないよ!
これはバイトしなきゃな…

