なんだよ…… 俺の気持ちは無視なのか……? 「聞いているのか、遥希。」 「聞いているよ。」 その後も父親が何か話していたけど、芸能界のことがあまりにもショックでほとんど覚えていない。 自分でも驚くほど、この仕事が大好きになっていた。 辞めるときは自分の意思で辞めれると思っていた。 だからこそ、余計ショックだった。 「来週で撮影クランクアップするんだろ?」 「あ、うん。」 「クランクアップした後、一緒に事務所に行こう。」 「何で……?」 「母さんのことやこれからのことを話すためだ。」