僕は余りにも  君を愛しすぎた

私は自宅へ戻った。

先生のいない部屋がこんなに広かったことに涙が溢れて止まらなかった。

留守電のランプが点滅していた。

「リリィ、サラよ。章から聞いたわ。雅樹が突然帰国したって聞いたのよ。早く追いかけて行って!私だったら絶対追いかけるわ。この伝言を聞いているならまだこっちにいるってことね?明日の朝オフィスでクシャクシャになったあなたの顔は見たくないわ。じゃ!」

「サラったら、もぉ。ありがとう、サラ。」

そうつぶやいて私は薬指に光るリングを撫でた。

大丈夫、いつだって先生は私の中にいるわ。

このリングの輝きは先生の想いなのだから。