僕は余りにも  君を愛しすぎた

「サラと呼んでいいかな?」

「もちろんよ。」

「俺のことも章でいいよ。」

「ええ、章。」

「今日は何時に上がる?」

「5時よ。」

「じゃ、終わったら階下のスタバに来て、待っているよ。」

「オーケー、章。」

「今夜はサラで狂いたい。」

「私も同じよ、章で狂いたい。」

エスカレーターの中で二人は激しく相手の唇を奪い合った。

まるで火がついたようなキスに満たされて別れた。