僕は余りにも  君を愛しすぎた

完璧な寝不足だった。

「う~バイトへ行けるかしら?」ふぁ~ねむっ。

先生の事務所へ向かった。

「おはようございます。」

「おはよう。」

私はコートを脱いでフックに掛けた。

事務所内はコーヒーの香りが漂っていた。

先生はいつもと変わりない様子だ。

私はPCに向かって座った。

「あふっ。」

「なんだ寝不足か?昨夜は恋人と過ごしたってことか。」

「ち、違います。」

「いいよ、別に否定しても。男なら君を放っておかないだろ?当然だ。」

「私に恋人なんていません。」

「うそだろう?そこまで否定しなくてもいいよ。」