僕は余りにも  君を愛しすぎた

最近睡眠不足気味だった。

夜ベッドの上で目を閉じると先生ことが思い浮かぶ。

先生の切れ長で奥二重の目が私を射抜くように鋭く光った。

先生の視線を浴びただけで体の中からジワジワと熱を帯びて普通でいられなくなった。

耳元で声が響いただけで全身が震えそうになった。

どうして?

どうしてこんな風に感じちゃうの。

私は自分が先生を意識してしまうことに戸惑った。

先生は処女しか抱かないって聞いたけれど本当にそうなの?

私はもう違うから先生には抱いてもらえない、なんてことを考えちゃう。

やだ、もぉ、これじゃただの欲求不満じゃない、恥ずかしい。

でも処女だったらどんな風に抱かれるのかしら?

先生の視線を全身に浴びて溶かされるのかしら?

それともあの低い声で何度も呼ばれて舞い上がっちゃうのかしら?

先生に触れられたい、先生で熱くなりたい、先生に抱かれたい。

私は先生を求めているって自分でそこまで確信できた。

もうどうしようもないと思った。

この気持ちのままではバイトに行けないと悩んだ。