「おい、大丈夫か?」

その人が腕を引っ張ってくれた
おかげで階段から落ちなくてすんだ……

「大丈夫です。
あっ、ありがとうございました」

私は礼をして頭を上げた。

すると……

「お、おまえ……」

えっ、私変なことでも言ったかな?