そこから…正直記憶はあまりない。
だけど覚えてるのはーーーー
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いつのまにか涙で冷夏の布団を、今度は俺が濡らしていた。
「…わりぃ。泣けて、話せねぇ」
そう言うと冷夏はぎゅっと抱き締めてくれた。
「…無理しなくていいよ。今度はー…あたしが泣く場所をつくるから。泣いても…いいわよ…」
冷夏ー…
暖かくて、さっきまで立場が逆だったのに今は俺が甘えちゃってる。
「…大丈夫？」
のぞき込んでくる冷夏にドキッとして、
俺は首をブンブンふった。
「…話せる。お前には、全て知っててほしいからな。」
冷夏が頷いたのを見て、俺は話し出した。
