「…へ?」 姉ちゃんはもうドアを開けていた。 あともう2秒早ければ。 開かなかったと思われるドア。 そのとたん、3人くらいの人が入ってきたが、姉ちゃんは思いっきり閉めた。 「達樹…んぐっ」 姉ちゃんが閉めてくれたおかげでまだ3人しか入ってきてないが、突然入ってきた黒服の男たちに姉ちゃんは口を塞がれた。 「…騒がしいな。どーしたんだ?」 「達樹さん、ダメー…!」 達樹さんが心配してこっちへ来てくれている音がしたけど。 達樹さんは命をねらわれてる張本人。