「かずぅー、かずぅー…」 お酒を飲み、仕事を辞め、父、和仁(カズヒト)の名を呼ぶ母。 「お母さん…」 あたしにはお母さんを助けることはできなかった。 「かずぅ、今いくね…」 お母さんはそういってナイフを持ち出したのだ。 あたしはその瞬間、お母さんに飛びついていた。 「なにすんのよ!?冷夏、離しなさい!」