その日、充実した買い物をすると、あたしたちはあとは宅配便に任せ、さっさと帰宅することにした。 家を出たのは夕方。 もう周りは暗かった。 ーーーードゥルルルル 莫大な音量で走るバイクの音。 「冷夏ー、何の音かね?」 お父さんは不思議そうに言う。 あたしはこの音を知ってる。 「きっと…暴走族だよ」 「へー、冷夏よく知ってんなー! 魁くんの影響か?」 まぁそんなところね、とあたしは答えながら心は違うところに、むいていた…。