「魁さんっっ!!」 総長室であるにも関わらずドアを躊躇なく 開けたのは下っ端の田中くん。 「大変ですっ!! 蛇王(ジャオウ)が乗り込んで きました!」 「なに!?」 蛇王ー…。それは、あたしでも知ってる。 まぁこの1ヶ月間に蓄えた知識だけれど。 蛇王は、一言でいうと、悪どい暴走族。 武器の使用が半端ないらしい。 たまに銃ももってるとかー…。 そんなところが乗り込んできたという。 「魁…平気なの?」 思わず出て行く彼の袖を引っ張ったけど、 「大丈夫だ。」 と爽やかに返されてしまった。