【完】子持ちな総長様に恋をしました。









_____________
________
_____








「…ハァ、ハァ」





あたしはガバッと覚めた。




そこは確かに白い空間だったけど、そんな怖いものじゃなくてー…。





「こ、こは…?」





「…病院だ。」





この声は。





「あ、き?
なんでここに…。」 





「…なんで、なんて言うな。お前が電話で呼んだんだろ。」




あれ、そうだっけ…?





「あたし、無意識のうちに電話してしまってたのね、ごめんなさい。」





「…謝んな。いつでも頼れよ。」






そう言ってあたしの頭を撫でる彼に、
やっぱりドキドキするあたし。





その時、病室のドアが開いた。








「…冷夏っ!!……ちゃん」





一瞬あたしを呼び捨てにして、あとから
ちゃんを付けた。





ねぇ…魁も、きてくれたの?







息をきらす魁に、あたしは泣きたくなる。





だってあたし、全てを思いだしたの…。